新築住宅の基礎工事の重要性と現地での確認点について

ハウスメーカーが自由設計の家と表記している家

新築住宅の基礎工事は、安心して住むための住まいづくりには、とても重要な工程です。 内装や間取りなどは目に見える部分でもあるので、ある程度理解した上で確認することが可能ですが、基礎工事となると専門的知識が必要となるので、何に注意すると良いのかわからないという方も多いでしょう。

基礎工事となると専門的知識が必要になる

セミオーダー住宅については、ある程度決められた中から好みに合わせて組合せて設計する住まいのことです。
ネット広告やテレビCMなどでよく見かける、大手の住宅メーカーが手掛ける注文住宅の多数はこのセミオーダータイプの住宅です。
スーツに例えるなら、一定規格において統一生産された物を選び、着丈や袖丈をサイズ直して、一定制限の中で装飾などを選ぶ「パターンオーダースーツ」がセミオーダー住宅になります。
セミオーダー住宅の特徴については、住宅メーカーが得意とする基本構造や住宅性能を基盤として選択して、部屋数や間取り・内装のデザイン・外装・設備の仕様などを決めていきます。
大手のハウスメーカーが「自由設計の家」と表記しているものの多くは、このセミオーダータイプの住宅を指しているのです。
フルオーダー住宅と比較すると家造りの自由度は下がりますが、比較的価格を安く抑えることが可能で、工期が短いのが大きなメリットです。
大手のハウスメーカーが手掛けた家という安心感も、ひとつのメリットといえるでしょう。
これまでご紹介してきた、フルオーダー住宅やセミオーダー住宅の他にも「規格住宅」と呼ばれる物があります。
規格住宅については、ハウスメーカーにより間取りや設備の仕様・価格帯などが「規格」として予め決められている住宅プランのことです。
一般的には、セミオーダータイプの住宅に分けられているのですが、注文住宅と大きく異なる点は、事前に用意された住宅プランの中から自分の好みを選び決めていくことです。
スーツに例えるなら、メーカーの規格により大量生産された既製品のスーツを、自分の好みのデザインやサイズを選び決めるのが規格住宅です。
家造りの自由度はかなり制限されますが、注文住宅と比較するとローコストな価格で家を建てることが可能で、規格化された住宅プランだけあり、工期を短縮することも出来るというのが大きなメリットです。

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どの部分に建てるかがわかるように該当範囲に縄で印をつける

基礎工事を見学にする前に、どんな作業を行っているのかを頭に入れておきましょう。 建物が土地の中のどの部分に建てるのかをわかるように、該当する範囲にロープや縄で印をつけます。 これを「地縄を張る」といい、建物を建てる範囲が定まったら、パワーショベルなどの重機を使い、基礎の底となる深さまで土を掘ります。

世界にひとつだけの家を考える

今までの賃貸暮らしを卒業して、新築一戸建てを建てるという決断したのなら、「世界にひとつだけの家」を考えるという方も多いのではないでしょうか。 建売住宅と注文住宅の異なる点やメリット・デメリットなど、費用の相場も検討した上で、自分たちに合ったマイホームの計画を立てることがベストな選択です。