どの部分に建てるかがわかるように該当範囲に縄で印をつける

基礎工事の作業内容をひと通り掴まえる
基礎が行われる部分の地面に「砕石」と呼ばれる砂利を敷き詰め、地盤を固めます。
地盤を固めた上に防湿シートを敷き、 「捨てコン」と呼ばれるコンクリートを流し込みます。
これは、建築の基準となる線を引く「墨出し」というものを行うためのものです。
建物を建てる場所に鉄筋を組み、コンクリートが漏れないために型枠を組みます。
その後に、基礎の外周・内部にコンクリートを流し込んで、コンクリートに強度が出た上で型枠を外して、別途に必要となる部分にコンクリートを打設したり、いらない所を除去するなどの仕上げ作業を行います。
基礎工事の作業内容をひと通り把握した上で、基礎工事の現場へ足を運んだ際に確認しておきたい点は、基礎のサイズで設計図面の中の「基礎伏図」に記載されているため、現場に足を運んだ際は図面に書かれている基礎サイズと照らし合わせて、基礎の深さや幅、内側や外側の高さが合っているかを確認しましょう。
アンカーボルトは基礎と上の土台を繋ぐもの
建物を建てるための空間を確保する地縄張りなのですが、建物の形や向きと設計図が同様かどうかを確認しましょう。
図面と確認して問題がない際も、隣の家との空間や駐車空間が十分に確保できているのかなど、図面だけではわからない空間についても確認しておきましょう。
アンカーボルトについては、基礎とその上にのせる土台を繋げる役割を担う金具のことです。
基礎づくりにおいては、柱の下や土台の繋ぎ目の部分には、必ずコンクリートを打つ際にアンカーボルトを設置しなくてはなりません。
アンカーボルトは基礎に埋め込まれているため、コンクリートが固まってしまったあとは手直しすることができません。
アンカーボルトを設置する段階で、基礎の中心に真っすぐ埋め込まれているかどうかを、住宅金融支援機構の基準として定めているアンカーボルトの間隔である2.7メートル以内という基準が守られているかを確認しておきましょう。